こんにちは、Kumaです
ボーナスが支給された!と思ったら思っていたよりも支給額が小さくて、がっかりしていませんか?
ボーナスが支給されると言っても、支給額自体は会社よってまちまちです
しっかりと高い金額が支給される会社もあれば、「あれ、なんか騙された気分・・」という会社もあるはずです
今回はどうやってボーナスの支給額が決まるのか、基本給と月給の違いや手取りの計算方法をご紹介します
「思ったよりもボーナスの金額が安かったんだけどなんで?」「月給が高い割にボーナスが安いって、手厚い手当と関係あったりするの?」という方は最後まで読んでみてください
ボーナスはどういう計算で決まる?月ごとの手当は含むの?
ボーナスは基本的に基本給がベースとなっています
よく、「給料〇か月分のボーナス!」なんて言葉を耳にしたことがあると思いますが、この給料とは、基本給を指しているんです
民間企業も公務員も基本給がベースでボーナスが計算されていますが、ボーナス支給額の決まり方は少し違います
民間企業の場合
民間企業の場合、概ね基本給をベースに以下の3つの評価でボーナス支給額を決定するケースが多いようです
- 成績
- 年功
- 職務評価
成績とは一定の期間内に達成するべき目標に対する達成率によって決まります
年功とは、年齢や勤続年数が上がるにつれて自動的に上がる評価の事です
年功序列の年功、と言えばイメージが湧きやすいでしょう
職務評価とは重要な仕事や難しい案件、肩書などによって変動する評価です
ただのメンバーであれば基本給に対して1をかけるところ、マネージャーであれば1.2をかけることで責任や案件の難易度に対して傾斜をつけています
以下に営業担当と課長レベルの人の例を比較すると、分かりやすいでしょう
全ての企業がこのような計算式を採用しているわけではありませんが、日系の会社であれば大きくはずれてはいないでしょう
公務員の場合
公務員の場合、国家公務員であろうと地方公務員であろうと以下のような計算式でボーナス支給額が決まります
公務員のボーナス=期末手当+勤勉手当
期末手当と勤勉手当は、公務員のボーナスを構成する2大要素です
【公務員のボーナスを構成する2大要素】
期末手当:出費が重なりやすい6月と12月に、生活補助を目的として支給される一時金
勤勉手当:勤務態度や成績によって支給される一時金
さらに、それぞれは以下の3つの要素から構成されています
【公務員ボーナスを計算する上で必要な3つの要素】
基本給 :月々の給与額
扶養手当:妻子や子供を養うために付与される手当
地域手当:地方による給与格差を是正する為に支給される手当
期末手当と勤勉手当、両方とも以下の計算式で算出することができます
期末手当・勤勉手当の計算式:(基本給+扶養手当+地域手当)×支給月数(×期間率)
期末手当と勤勉手当の一番の違いは、評価や成績によって支給金額が変わるか変わらないかという点です
期末手当は成績や評価は関係なく支給される一方で、勤勉手当は勤務評価によって支給額が変わります
ある程度は成果に対して評価をする体制ができていると考えることができますね
そもそもボーナスとは?
そもそも、ボーナスとは業績や事業利益が大きく成長した時に、モチベーション維持を目的に会社から従業員に対して支給される一時金の事です
ボーナスには、ボーナスと期末賞与の2種類があります
私たちがよく耳にするボーナスは事業の成績や利益を元に支給されるボーナスで、各事業やチーム単位で予算を確保の上、各メンバーに支給されます
一方、期末賞与は会社全体の業績上昇に伴って全ての従業員に支給される一時金の事です
ボーナスの支給時期っていつ?
ボーナスの支給時期は、基本的に6月と12月です
特に公務員の場合はボーナスの支給日は6月30日と12月10日で固定されています
なお、期末賞与は基本的に会社の決算月に支給されることが多く、12月や3月に支給する会社がおおいはずです
ボーナス支給額と手取り額の違い
ボーナスの支給額という言葉を耳にするかもしれませんが、実際の手取り額とは別のものです
ボーナスの支給額から社会保障や税金を支払った後にあなたの手元に支給されるのが、手取り額です
ボーナスから差し引かれるものとは?
通常、月々の収入でもボーナスでも支給額から色々なものが差し引かれてからあなたの手元に支払われます
主に差し引かれるのは、以下の5つです
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 介護保険料
- 所得税
介護保険料は40歳になってから支払うようになりますが、それ以外の4つの項目は20代から支払っている人がほとんどです
それぞれ、私たちが安い金額で健康を維持したり仕事を探しやすくする上で必要なインフラに必要なお金です
例えば健康保険料は、病院などで治療を受ける時に、全体の料金に対して3割の負担しかしなくても良いシステムを維持するために必要です
厚生年金保険料は、将来あなたが高齢になったりけがや病気を理由に働けなくなった時にあなたの生活を支えてくれるためのシステムです
一部は月給に対して1万円以上支払うものもありますが、私たちが安心して生活する上で欠かせないシステムなので、しっかりと払っていきたいですね
基本給が16万円の場合のボーナス手取り額計算方法
もしざっくりとした手取り額を算出したいのであれば、支給されるボーナスに0.8を掛けるとおおよその金額を算出することができます
例えば、基本給が16万円で2か月分支給される場合の手取り額計算は以下の通りになります
16万円×2×0.8=256,000円
ボーナスの支給額から手取り額を計算するには、厳密な計算が必要です
詳しくは以下の記事にまとめていますので、こちらも参考にしてみてください
ボーナスが基本給より少ないケースってあるの?
ボーナスが基本給より少ないケースはあります
そもそも、月給と基本給には以下の違いがあります
月給:月々支給される給料の額面。月給には基本給や交通費手当、扶養手当などが含まれる
基本給:月々支給される給料のうち、給与のベースとなる金額
例えば、月々の給与が50万円と高かったとしても、内訳が以下の金額だったとします
月給:50万円
内訳:基本給23万円+見込み残業代17万円+職務手当10万円
この条件でボーナスが基本給の2か月分支給される場合でも、23万円×2で46万円です
月給がいくら高くても基本給が安いため、「基本給2か月分支給!」と言ってもボーナスが月給より安いケースが発生するんです
ボーナスの一般的な平均支給額は?
2021年冬における大手企業のボーナス支給額平均はおよそ82万円たった一方で、中小企業を含めたボーナス平均支給額は38万円ほどだったそうです
ボーナスの一般的な平均支給額は、企業規模や利益によって大きく変わります
大手企業であれば事業規模も大きく、利益額を確保しやすいため、ボーナスの予算枠の確保もしやすくなります
また、公務員の場合はおよそ65万円だったそうで、大手企業の支給額までは上らないものの、ある程度のボーナス支給を受けているようです
基本給が高い会社とボーナスが高い会社、どっちが良いの?
ボーナスが高い会社が良い条件、とは限りません
実際、ボーナスがある会社もあれば、ボーナスはないけど基本給や月給が高い会社もあります
多くの場合は全体の年収を見る事で比較をできますが、ボーナスが年収に含まれている場合は注意が必要かもしれません
それはボーナスの支給自体が安定したものではなく、業績や事業の利益に依存しているからです
例えば、350万円が想定年収でも、そのうち50万円がボーナスと想定されている場合、業績の良し悪しで300万円ちょっとまで年収が落ちてしまう事もざらです
実は、この数字は私自身がリアルに経験した給与の数字です
想定年収を350万円として提示されていたものの、成績や業績を理由にボーナスをカットされ、実際に受け取った年収は310万円ほど、という事もありました
一方、その後に入った会社ではボーナスは特になかったものの月給が32万円だったので、ボーナス支給がなくても、ボーナス込みの年収310万円を超えた給料をもらえていたのです
ボーナスを含めて年収を提示してくる場合、提示通りの年収を受け取れる保証がないため、必ずしもボーナスがある会社が良いというわけではないんです
ボーナスの支給額を上げる方法
「平均ボーナス支給額を見てがっかりした」「やっぱりボーナスは欲しい!」という人であれば、将来多額のボーナスを受け取る事を目標にしている人もいるかもしれません
今は30万円程度、もしくはそれより少ないボーナスでも、10年後は今よりも沢山もらっていたいですよね
ここでは将来のボーナス支給額を増やす方法をご紹介します
- 1つの会社に長く勤める
- 成果を挙げる
- 転職する
1つの会社に長く勤める
将来のボーナス支給額を増やす1つ目の方法は、1つの会社に長く勤める事です
特に公務員や昔からあるような日系の老舗企業であれば、長く勤める事で年功の評価が高くなり、年収やボーナス支給額が成績や評価に関係なく自動的に上がります
私が新卒で入った会社がまさしくそうでした
私が所属していた課には私以外に50代の課長と30代の係長がいました
50代の課長はあまり仕事ができないという評判で、30代の係長から毎週のように怒られているような人で、売り上げ金額自体も係長より低いこともあった程です
しかし、ボーナスの季節になると課長の方がボーナスを受け取れていたようで、ボーナスが出るたびに趣味でミニクーパーなどの車にお金をかけていたほどです
成果や仕事の能力に関係なく、長く勤めるだけで車にお金をかけられるほどボーナスをもらえることもあるんです
成果を挙げる
将来のボーナスを増やす2つ目の方法は、成果を挙げる事です
成果を挙げる事で、自社内だけではなく将来の転職先からも評価してもらえるポイントだからです
自社内であれば、特に営業職だと売り上げ目標の数値が設定されますよね
例えば売り上げ目標の数値が50万円だった時に70万円の売り上げを達成できたら、誰から見ても目標より大きな目標数字を達成できていますよね
ボーナスの支給額を決める経営層や事業部のキーマンたちからは「お、こいつは頑張ってるし、ボーナス金額に色をつけておこう」なんて思ってもらいやすく、ボーナスも増えやすいんです
成果を挙げ続けていてもボーナスが増えない、という方は、その成果を元に転職活動をしてみると良いでしょう
特に目標を達成する事に対して評価を高くする企業からは高い評価をもらいやすく、頑張れば頑張った分だけ報酬を得られる会社に移ることもできるでしょう
成果を挙げると、直近でも将来的にも、ボーナスを増やせる可能性が高まるんです
転職する
将来のボーナス支給額を増やす3つ目の方法は転職をする事です
今の会社で頑張って成果を出しても評価をされなかったり、頑張っているにも関わらず成果が上がらないケースってあるはずです
そんな時は、今の会社や仕事があなた自身に向いていない可能性が高いでしょう
「こんなに頑張ってるのに、なんで報われないんだろう」と思う事が多いのであれば、このケースに該当している可能性が高いです
今の会社で働いていて学べたり得られるものもあるとは思いますが、仕事は成果を出さなければ評価はされませんし、評価をされなければただただ苦しいだけです
仕事は1日あたり8時間もしくはそれ以上取り組んでいるものです
1日の半分以上やっている事がただの苦行でも良いのであれば、そのままでも良いかもしれません
しかし、せっかく働くのであれば評価されたいし、ボーナスも沢山受け取れたら嬉しいですよね
そんな環境を作るためにも、思い切ってあなたに合った会社や仕事を探す必要があります
今、あなたは頑張りや成果に対して適正な報酬をもらえていますか?
自信を持って「今の報酬で満足!」と言えないなら、本来あなたはどれくらい報酬をもらえていないといけないのか、知るところから始めてください
もし今よりも報酬をもらえてないといけない実力や成果を持っているのであれば、より評価をされる会社がないのか探してみるのも手でしょう
もし報酬自体は適正な金額でも、そもそも今の会社で成果が出ていなくて苦しんでいるのであれば、他の仕事で可能性を探してみるのも手です
今の状況に対して満足できていないけど、今後どういう身の振り方をすれば良いのか悩んでいるなら、まずは転職エージェントと繋がる事をおすすめします
転職エージェントは様々な会社での給与体系やボーナス支給額など、業務に対して平均的に得られる報酬額に関する知見や、未経験職種への転職成功パターンに関するデータも持っています
あなたが今後どのようにボーナスや年収を増やせるのか、どうしたら別の内容の仕事に転職できるのか、事こまやかに説明した上で、行動のサポートをしてくれます
そもそも、あなたは今の頑張りに対して正しい報酬を得られているのか?
まずはこの質問を解消するために、エージェントに会ってみると良いでしょう
どんなエージェントに相談するのか悩んだ場合は、おすすめのエージェントを以下にまとめましたので、およそ3つ程のエージェントに会ってみる事をおすすめします
ボーナスが多い会社に行きたいけど、何がしたいかわからない時は?
ボーナスが多い仕事に就きたいけど、何がしたいのか今ひとつわからない場合は、キャリアコーチに相談しながら自己分析をしてみることをお勧めします
中には「いや、今の仕事が向いていないのは少しずつ分かってきてるけど、何がしたいか分からないよ!」という人もいるかもしれません
私もそういう時期があったので、気持ちがよく分かります
自己分析に関する記事や本を読みながら自己分析をしても、なかなかうまく行かず、6か月かけても何も成果を得られなかった事もありました
「もう自分に向いてる仕事ってないのかなあ」と思い始めた時に出会ったのが、キャリアコーチングでした
キャリアコーチングでは、私自身の得意不得意や大事にしたい価値観など、仕事選びをする上で欠かせない要素を整理する事を手伝ってくれました
おかげで、6か月かけて自己分析しても分からなかった自分の好きな事や得意な事が3か月足らずで理解できるようになりました
一番のメリットは、転職活動をする時に一切悩まなくなったことです
特に応募する求人や志望動機をわざわざゼロから考える必要なく、大本となる自分の考えに沿って企業や求人を選ぶため、常に自分の中で動機を伝える準備が8割出来ている状況になるんです
そのため面接まで漕ぎるけることができれば、最後は企業側がカルチャーにマッチするのか判断を下してくれます
そのため、あなた自身が向いている事ややりたい事をベースに、カルチャーマッチする会社に就職がしやすくなるんです
私自身、今の仕事では一番大事にしたかった「英語を使って仕事をする」という事を叶えられる職場とポジショニングができたので、非常に満足している日々です
もし少しでも「自分に向いてる仕事って何だろう・・・」と悩んでいるなら、まずはキャリアコーチに「どうやったらやりたい事ってみつかりますか?」と相談すると良いでしょう
ポジウィルなら無料でキャリアコーチのコンサルを45分間受けられるので、興味がある人は受けてみても良いかもしれません
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まとめ
今回はどうやってボーナスの支給額が決まるのか、基本給と月給の違いや手取りの計算方法をご紹介しました
ボーナスは基本給をベースに算出され、成績や職務レベルによって支給額が調整されることが多いです
もしボーナスの支給額や年収の金額に少しでも疑問を抱いているのであれば、転職エージェントに「今の給料って私の成果や能力に対して適正ですか?」と聞いてみましょう
もし今の仕事は向いていない気がするけど、何だったら向いてるのかわからないなら、キャリアコーチに「何をしたらやりたい事は見つかりますか?」と相談しましょう
彼らがきっと、今後のあなたのキャリアアップを支えてくれるはずです