こんにちは、Kumaです
待ちに待ったボーナスの日!いざ口座を開くと「え・・思ったより少ない・・・?」と思った事はありませんか?
特に、初めてのボーナス支給だともらう1週間前からそわそわしていた分、貰った時に「思っていた金額とちょっと違う」なんて事もあるはずです
私も、初めてボーナスを支給された時、42万円支給されると言われていたのですが、蓋を開けてみたら35万円弱程の金額が振り込まれていて、「え、40万円台じゃないの・・?」と思った記憶があります
せっかく頑張ったのに思っていたよりボーナスの支給額が少ないと、少なからずがっかりしますよね
今回はボーナスの手取り額が少なくなる理由と、今後ボーナスの金額を増やすために出来ることをご紹介します
「なんでボーナスこんな安いの?!」「10年後も今と同じボーナスだったらちょっと悲しいかも」と思う方は、ぜひ最後まで読んでみてください
ボーナスの手取り額ってどう計算したら良い?
ボーナスを受け取る時、「だいたい40万円くらい貰えるよ」と上司から言われたとします
もしかしたら、この額面通りにお金を受け取れると思っていませんでしたか?
あなたが会社から受け取っている月給は、社会保険料や所得税を差し引いた後に手取り額を引いていますよね
ボーナスも同じで給与として扱われるため、同じように保険料や税金を引かれてから手取り額が支給されるんです
給料に対して、社会保険料や所得税で差し引かれるのは2割だと言われています
手取り額を今後計算する時は、ボーナスの支給額面に0.8をかけると、おおよその手取り金額が分るでしょう
もし厳密に手取り額を計算したいのであれば、以下のリンクから厳密な金額を計算してみましょう
ボーナス手取りが低い理由は?ボーナス40万円支給の場合の手取り額とは?
ここでは、ボーナスがどうやって少ない手取り額になるのかご紹介します
ボーナスから差し引かれるのは、以下の5つです
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 介護保険料
- 所得税
健康保険料
健康保険料とは、病気やけが、出産の時にかかったお金をお互いが必要な時にサポートしあうための仕組みです
私たちが病院に行く時、多くの場合は本来の医療費用の3割のみを病院やクリニックで支払っていますよね
残りの7割は、給与を受け取る度に支払っている健康保険料から支払われているんです
この仕組みがないと、「今月はお金が厳しいから、インフルっぽいけど病院に行くのは辞めようかな」というように、お金を理由に病院に行かなかったり、そもそも金持ちしか病院にいけない社会になってしまいます
このシステムがあるからこそ、私たちは安心して病院に行って必要な治療を受けたり、出産のサポートをしてもらえるんです
そんな健康保険料ですが、以下の計算式で私たちの給与から差し引かれる金額を算出できます
(給与×0.1)/2
保険料の金額は、支給される給与の1割で、その1割をあなたと会社で折半して負担する仕組みになっています
例えば、40万円のボーナス支給なら、(40万円×0.1)/2となり、支給されたボーナスから支払う健康保険料は2万円ほどだと分かりますね
厚生年金保険料
厚生年金保険料とは、私たちが高齢になったり障害を抱えてしまったが為に働けなくなった時に支給される保険料金です
国民年金というものもありますが、サラリーマンとして働いていると国民年金に加えて厚生年金保険料を支払っています
厚生年金保険料を支払う事で、いざ高齢になった時に、国民年金のみを払っている状態よりも手厚い金額支給を得る事ができるんです
厚生年金保険料の割合は給与の18.3%で、健康保険料と同様、会社と折半して支払う事になります
そのため、厚生年金保険料として支払う金額は、以下の数式で算出できます
給与×0.183 / 2
例えば、ボーナス支給金額が40万円だとすると、40万×0.183 / 2となり、36,600円を支払う事になるんです
雇用保険料
雇用保険料とは、雇用の安定を図るためにある保険で、失業した際に取得できる失業保険の予算を作るために必要なお金です
その他、教育訓練給付という仕組みで資格取得などのスキルアップを図る時の補助金を申請できるものがあり、その補助金も雇用保険料として徴収されたお金から支給されます
私自身、失業保険や教育訓練給付に申し込んだことがありますが、一定の条件さえクリアしていれば、お金の負担をかなり少なく、求職期間の生活やスキルアップのサポートをしてくれるんだなと実感でき、安心して転職活動に取り組めました
雇用保険料は給与の0.9%とされており、そのうち事業主が0.6%、あなたは0.3%を支払うことになっています
そのため、以下の計算式で実際に支払う雇用保険料を算出できます
給与×0.003
仮にあなたのボーナス支給額が40万円なら、40万×0.003で1,200円支払う事になります
介護保険料
介護保険とは、介護が必要になったと認定された時に、いつでも介護サービスを受けられるようにする仕組みです
40代になった時に加入する事になっており、介護サービスの運営の為に介護保険料を支払う事になります
介護保険があるからこそ、ホームヘルパーやデイサービス等の介護を受ける時に、介護サービスを本来の価格の1割負担で受けることができるんです
介護保険料を支払う場合、保険料は給与の1.8%で、雇用主と折半して払う事になっています
そのため、あなた個人の負担額は以下の数式から算出する事ができます
給与×0.009
ボーナス支給金額が40万円の場合、40万×0.009で3,600円があなたの負担額になります
所得税
所得税は、あなた自身が得た所得に対して徴税されるお金です
所得税は給与支給額から社会保険料すべてを引いた後、収入と扶養の有無に応じた割合をかける事で割り出すことができます
収入が高ければ高いほどかかる所得税率は上がり、扶養が無く独身の状態だと更に所得税率は上がるんです
例えばボーナス支給の前月分の給与が25万円で独身の場合は4.084%の所得税率がかかりますが、結婚していて扶養がいる状態だと2.042%となり、所得税率がおよそ半分になります
また、独身で給与25万円の場合の所得税率が4.084%であることに対して、40万円の場合は10.210%となります
以上全てを踏まえて、詳しい手取り額を計算した場合は、以下のリンクを活用してみてください
そもそもボーナスとは?
そもそも、ボーナスとは企業が従業員のモチベーションを維持するために支給する一時金の事です
企業の業績が良くなっているために生まれた利益を従業員に還元し、「今期もありがとう!」という気持ちを表したもので、特に法的拘束力はありません
ボーナスの制度がある会社が多いですが、中にはボーナスが無い会社もあります
日本におけるボーナスの平均手取り額は?
日本におけるボーナス年間平均支給額は100.2万円だったそうです
手取り額にすると、およそ8割の80万円程度ですね
この数字自体を見ると非常に大きく、中には「え、こんなもらえるわけないじゃん」と思う方もいるかもしれません
しかし、企業規模によってボーナスの平均支給額が変わるというのが現状です
マイナビによると、2020年夏、いわゆる大手企業のボーナス平均支給額は49万835円でした
それに対して、中小企業となると、ボーナスの平均支給額がおよそ37万円で、大手企業を10万円もの差が出ている事がわかります
ボーナスは、事業利益を元に予算を取って支給されるものです
利益が大きければその分だけボーナスの支給額も大きくなりやすいんです
企業規模が大きいと、それだけ事業によって動く金額も大きく、利益額も大きくなりやすいことから、大手企業でのボーナスの支給額が高くなりやすいんです
ボーナスおすすめの使い方
ボーナスを支給されたら「何買おうかなあ」「どこに旅行行こうかなあ」なんて想像を膨らませる事でしょう
中には、ほとんど貯金をしようと考える人もいるかもしれません
貯金自体、悪い事ではありません
むしろ、ある程度貯金をしていないと、まとまったお金が必要なイベントに出くわした時に行動しづらくなってしまう事もあります
しかし、お金は使ってこそ価値を発揮するものです
ここではまとまったお金が入ったからこそ出来るオススメの使い方を3つご紹介します
- 自己投資
- 自分へのご褒美
- 親孝行をする
自己投資
ボーナスのおすすめの1つ目の使い方は、自己投資です
今回はボーナスの手取り額を計算すると、思っていたような金額では無かったかもしれません
来年こそは、もっと高いボーナスを受け取りたいと考えているでしょう
しかし、今と何も変わらず、同じようなことを来年もしていたら、貰えるボーナスも大きくは変わらない可能性が高いです
今よりも会社から評価されて「お、最近頑張ってるじゃん」「もっとうちで活躍してくれたら良いな」と思わせるためにも、目に見えて発揮できるスキルが必要になるでしょう
プログラミングを学んで業務を効率化をしても良いですし、語学を学んで英語や中国語でないと対応ができない案件の対応を進んでやってみても良いでしょう
最近では、短期集中でプログラミングや語学を学べるサービスもあります
いつも働いていると仕事で疲れていたり、ストレスが溜まって飲みに行って発散しているかもしれません
しかし、ボーナスを受け取り、休みが近い今、いつも無いお金があり、夏休みや冬休みで時間の確保もしやすいはずです
今のままでは上がらないボーナスも、次の数週間で学ぶスキルのおかげで、将来的に100万円を超えるボーナス手取りを貰えるかもしれません
次の休みで、思い切ってスキルを1つ習得してみるのはいかがでしょうか?
自分へのご褒美
ボーナスのおすすめの2つ目の使い方は、自分へのご褒美です
「え、さっき好きなものを買う以外にも使えよ!とか言ってたじゃん!」と思う方もいるかもしれません
もちろん、全てをあなたの欲しかった時計や旅行に費やす事はありません
しかし、あなたは日々頑張って仕事をしているはずです
ストレスが溜まりながらも、仕事だからと諦める事なく努力をしていることでしょう
あなたの努力の結晶が給料であり、ボーナスなんです
明日からまた頑張る活力を生み出すためにも、欲しいと思っていた時計や行きたいと思っていた旅行に行ってみると良いでしょう
親孝行をする
ボーナスのおすすめの3つ目の使い方は、親孝行をする事です
支給された手取り額が30万円だとするなら、そのうち3万円ほどの予算で親をちょっとした旅行に連れて行ったり、おいしいレストランに行ってみると良いでしょう
仕事を始めて、忙しくて親とのコミュニケーションが減ったり、家を出ている方なら実家に戻る回数も減った方が多いんじゃないでしょうか?
仕事で忙しいとはいえ、親との関係を良好に保てるなら、それに越したことはありませんよね
「ありがとう」という言葉を直接伝えられるならそれが一番良いでしょう
しかし、直接「ありがとう」と伝える事も、なかなかこそばゆい気持ちになりますよね
そんな時に「ボーナス入ったからごはんでも食べに行かない?」と聞くくらいなら、「ありがとう」と言うよりもハードルが低くありませんか?
親への感謝の気持ちを伝えるためにも、ごはんに連れていったり旅行に招待する事で親孝行をするのもありでしょう
ボーナス手取りを増やす方法
とはいえ、やはり今回のボーナス支給額が少なくてがっかりしたかもしれません
ましてや、10年後20年後も同じようなボーナスの支給額のままでは嫌だ、という方が多いはず
ここでは、ボーナスの手取り額を増やす方法をご紹介します
- 1つの会社に長く勤める
- 成果を挙げる
1つの会社に長く勤める
ボーナスの手取り額を増やす1つ目の方法は、1つの会社に長く勤める事です
特に、日本の老舗企業であれば年功序列の色が非常に色濃く残っているでしょう
そのような会社であれば、とりあえず会社にしがみついていれば給料やボーナスの支給額が高くなります
私が1社目で勤めていた会社がまさしくそんな会社でした
私の先輩が30代の主任で、その上に50代の課長がいたのですが、その課長は主任に毎週のように怒られていたのです
実力主義の会社であれば立場が絶対に逆転しているであろう所を、年功序列のために50代の課長の方がや役職が高く、ボーナスもミニクーパーを買えるくらいの金額をもらっていたそうです
長く勤めることが価値な会社もあるんだ、という事を覚えておきましょう
成果を挙げる
ボーナスの手取り額を増やす2つ目の方法は、成果を挙げる事です
特に営業職の人であれば、売り上げ5万円の目標に対して5万円、6万円の数字を達成したら、誰もが「〇〇は目標を達成している」と認識するでしょう
具体的な目標数字を達成していれば、どんなに年功序列の会社でも認めないわけにはいきません
上司やそのまた上司からも、嫌われていない限りは「〇〇は頑張っているんだな」と思ってもらいやすく、ある程度ボーナスの枠を多めに取ってもらえるはずです
可能なら、成果を挙げる事でボーナス支給額を高くする事を目指しても良いかもしれません
「うちの会社ボーナス少ないし、辞めるかな・・・」と思ったら
ボーナスが支給される時の先輩や上司の反応を見る事で、将来どれくらいのボーナスを貰えるのかが何となくわかるでしょう
あまりボーナスの支給を期待できないのであれば、どんなに頑張っても今の会社で満足いくボーナスを手に入れられないかもしれません
その場合は早々に諦めて、転職エージェントに相談する事をオススメします
転職エージェントに相談したからと言ってすぐに会社を辞める必要は全くありません
しかし、そもそも今のあなたの能力で、今の会社で正当に評価をされ、正当な報酬を貰えているのかを確認する必要はあります
もし、今のあなたの実力に対して給料やボーナスが安すぎるのであれば、どんなポジションや業界でチャンスがあるのか、確かめてみると良いでしょう
あなたの経験や考え、価値観をしっかり伝える事ができれば、転職エージェントはあなたの理想のキャリアパターンを提案してくれるでしょう
もし「うちの会社ボーナス少ないし、給料も上がらないし、辞めようかなあ」なんて思っているなら、まずは転職エージェントに相談して転職するべきか否か検討してみましょう
まとめ
今回はボーナスの手取り額が少なくなる理由と、今後ボーナスの金額を増やすために出来ることをご紹介しました
ボーナスの支給額とは別に、社会保険料や所得税を差し引いた手取り額こそが、あなたが自由に使えるボーナスの金額です
もし今の会社でのボーナスが低くてびっくりしていたり、先輩たちの反応を見てボーナスの支給額が全体に低い、給料が上がりにくい会社なら、他の会社でチャンスを探してみた方が、あなたのキャリアを却ってブーストできるかもしれません
今の会社で受け取ったボーナスが適正なものなのか、転職エージェントに相談して教えてもらいましょう