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【実体験】転職成功者に聞いた、転職に失敗しないための4つのルール

失敗しない転職のルール

「辞めたい」「キャリアアップしたい」「自分に合う仕事がしたい」いずれかを思ったことありませんか?

善を急ぐと成功どころか大失敗の転職になります。

なぜか?

それはあなたが「必要なことを考えて(目標の設定)、必要な行動を取っていない(道筋を立てる)」からです。

では、何を考えて、どう行動すればいいのか?

今回は証券会社から大手コンサルファームに転職成功した私の友人Eの経験を基に「失敗しない転職」、もとい「成功する転職」に必要な考えと行動をご紹介します

転職に失敗しないための4つのルール

まず、「失敗しない転職」を「自分の希望ややりたいことに合った就職」と定義し、遵守するルールはたったの4点です

  1. 期限を設けない
  2. 自分の市場価値を知る
  3. 自分の求める価値を知る
  4. プロを頼る、頼れるプロを探す

これらを1つずつ掘り下げていくと、自ずと自分の進路やそれに必要なものが見えてきます

簡単に分けると①は転職をする上での意識(マインドセット)②と③は転職をするために必要な道具、④は行動をより実りあるものにするためのコツです

例えるなら、寒い地域に住む上で①は「薄着で外出すれば不調になる」意識、②と③は「防寒着と雪被害の対処を知る」自身で用意できる事項、④は「防寒具以外にもストーブなどを活用する」品質向上の一手です

では1つずつ見ていきましょう

期限を設けない

転職では期日よりも工程が大事です

もちろん目標設定をし、必要な行動を整理し、計画通りに実行できれば期限を設けるに越したことはありません

ただ、期限を設けると期限を守ることが優先され、工程が疎かになりがちなので「これくらいまでにいいところが見つかるといいなぁ」くらいの気持ちでいることを推奨します

テスト勉強と同じで、テストの点数をあげるためのテスト対策ばかりが上達し、実際の知識は理解してないから定着しない…耳が痛い話ですね

ちなみに友人Eは転職活動を開始してから転職が決まるまで13ヶ月かかりました。

転職するまでにかけた時間の内訳

志望業界の選択 3ヶ月
エージェント選択、情報収集と整理 8ヶ月
対策 1ヶ月
実応募から内定まで 1ヶ月

このときの友人Eの簡単な経歴とスペック

・証券会社リテール1年半
・本社IT部門2年半
・スペック:TOEIC 945/990、金融関連資格(保険、外務員、FP)、IT関連資格(ITパスポート)

意外と期限に追われ、焦って内定がでたところに就職し、転職に失敗する人が多いです

繰り返しますが、失敗しない転職のルール①は「期限を設けない」ことです

不要そうに見えて最重要ルールです

長く同じ会社に在籍することが悪く働くことはまずありません。転職に焦りは禁物です!(ハラスメントは除く)

自分の市場価値を知る

市場価値とはあなたの強みで、強みとは「あなたが周囲に評価されたこと」です

あなたの強みは何ですか?その分野では他の人よりどれくらい優れてますか?

これらは「あなたは自己分析ができてますか?」を柔らかく聞いている質問です

意外と自分を客観視して、言語化するのって難しいですよね

でも、これができればあなたの強みが分かる上、あなたが会社に「何を提供できるか」も分かります

では、どのように自分の強みを把握するのか。3つのポイントに絞りました

ブレスト

まずは以下のポイントをできるだけ書き出してみましょう

最低100個は書き出すようにしてください

  • 資格(免許、現職で取った資格、語学系、その他)
  • 会社で評価されたこと(社内の○○賞、自分の企画が商品化した、社内報に出た、なにかのプロジェクトチームに選抜された、等)
  • 社外や友人に評価されたこと(SNSのフォロワーが○○人、○○に応募したら入賞した、友達が1000人いる、世界一周した、等)

分類分け

書き出したものをさらに以下の3つに分類してみましょう

  • 単独で完結するもの
  • 集団にかかわるもの
  • 自分が主導したもの

かの有名な森岡毅氏が提唱していた3種類の強みとして「内省型」、「コミュニケーション型」「リーダーシップ型」が挙げられます

各タイプに向いている職業はぜひ調べてみてください

ちなみに友人Eは圧倒的リーダーシップ型でした!

外部ツール

他にも、外部ツールを活用することもお勧めします

友人Eはいくつかの無料性格診断テスト(動物や16personalities等)の他にclifton社のstrengths finder (有料)を使いました

Strengths finder では戦略要素が圧倒的だったのに驚いたのですが、一緒にやった知人が「やっぱり!」と言ったので、やはり主観と客観は違うようです

人と一緒にやって感想を言い合うことも有効的な気づきの手段なので、SNSでコミュニティを探してみたり、知人に声をかけるなどしてみてはいかがでしょうか?

私個人でおすすめな診断ツールやアプリは以下の記事で紹介しているので、無料のものは一通り試してみてください

自分の求める価値を知る

自分の市場価値の理解ができてるのに、内定がなかなか取れない人って結構いますよね?

そういう人は大体ここが整理できていなません

自己分析は自分の市場価値理解と自分の求める価値の両方ができてはじめて「自己分析ができた」と言えるのです

自分の市場価値とは「あなたが会社に提供できるもの」、自分の求める価値とは「あなたが会社に求めるもの」です

雇用される側とする側にも双方にギブアンドテイクの関係はあるので、ここもしっかり整理しましょう

自分が何をしたいのか、仕事で何のスキルが欲しいのか、なぜキャリアアップの手段が転職なのか 等、考える質問は無限にあります

ここでは参考程度にですが、友人Eが網羅幅が一番広いと思った質問を3つ紹介します。

  • (分類分け)何がやりたいの?何がやりたくないの?
  • (絞った選択の比較)自分の経験を活かしたい?それとも業界転向したい?
  • (将来像)○年後、どういう自分を想像する?

(分類分け)何がやりたいの?何がやりたくないの?

ここでは自分の好き嫌いを明らかにします

例えば友人Eは日本が大好きなので、日本をもっと元気にしたいそうです

ご飯が美味しいし、治安はいいし、素敵な文化や技術がとにかく多い!

一方、人口減少という労働力問題や人材の流出、後継者不在の課題があり、これらの素敵カルチャーが減少する見通しです

企業課題には貢献できるのではないか?ということで企業課題の解決に貢献したいと思いました

好きなことを列挙してから、それをきっかけに考えるのはすごく有効的です

逆も然りで、「やりたくないこと」からアプローチする方法もあります

やりたくないことでは、嫌いなことをあげて、それに関連する職業や業界を選択肢から排除する方法です

友人Eは肌が弱いので、薬品を取り扱う仕事と業界(工場、衛生管理、清掃関係等)は全般NGでした

他にも廃棄が嫌いなので食品、印刷やアパレル関係など、製品を取り扱う業界もNGです。

これが整理できたら、次にやりたいことができる仕事、業界を絞って、なぜその業界でなければいけないのか考えれば綺麗なストーリーができます

(絞った選択の比較)自分の経験を活かしたい?それとも業界転向したい?

ここでは自分が求められたいか興味の追求をしたいかを明らかにします

新卒と中途の就活で一番大きく異なり、迷える点です

焦らず、しっかり迷ってください

友人Eの場合、承認欲求vs自己満足で比較しました

例えば以下の2つを比較するなら、あなたはどちらの方がうれしいですか?

  • 「あんまりやりたくなかったけど、人事査定あがった」
  • 「人事査定下がったけど、やりたいことやったから満足」

経験を活かすということは過去の自分の仕事を評価されることで、業界を転向するのは中途で新卒からやり直す、ということです

どちらも素敵な選択で、正解や不正解はありません!

ちなみに友人Eはハードルが低いほうの「経験を活かす」にしました。理由は「コンサルに入れば業界転向は案外できる」からです(社内転職制度があるコンサルが結構あるため)

この類の質問で他をあげるとすると、「給料or福利厚生」や「キャリアorライフイベント」、「実績であがるor年功序列」などがあります

このあたりを整理していくと、自分の労働に対する価値観が明確になり、国内外の企業でのマッチング度合が分かるようになります

(将来像)○年後、どういう自分を想像する?

ここでは自分がどういうスキルを身に付けたいのかを明らかにします

5年後、10年後、15年後で考えてみましょう

友人Eは以下のような感じでまとまりました

5年後はどんな話を聞いてもある程度の情報交換ができるようになりたい。10年後は別の分野と話を繋げられるようになって、二刀流を目指したい。15年後は二刀流の先駆者になりたいそうです

ここから必要なものを辿ると、以下のタイムラインで行動しないといけないことになります

  • 5年後:業界のトレンドや課題を網羅的に把握している業界知識
  • 10年後:新しい分野の勉強(例、不動産×金融、物流×金融、食品×金融 等)
  • 15年後:2業界に渡りトレンドや課題を網羅的に理解している業界知識

総理になる!や起業してる!これももちろん大アリです!

他にももちろん色々考えましたが、いずれも共通して「5回は『なんで』と問いかけて深彫する」ことを意識してください

なんでなんでおじさんになることは決して悪いことではありません!

プロを頼る、頼れるプロを探す

人に頼めるものは人に頼み、使えるものは使いましょう!

中途の転職はものすごく体力を使います

情報収集から応募、対策に選考過程、メールのやりとりなど、とにかく精神的疲労が大きいです。疲れて転職活動を辞める人も多いです

そういう人をサポートするために転職支援サービスやエージェント、キャリアコーチがいるのでしっかり活用しましょう

わざわざ真冬に無料の暖房を活用しない理由はありません。失敗しない転職にはプロの助力は必須です!

転職ありきで最初から相談に乗ってほしい人は転職エージェントに最初から話をしにいくのがおすすめです

>>頼れる転職エージェントを探すコツとは?

もし今の仕事を続けることも含めてキャリアを考えたい場合はキャリアコーチングを活用することも考えましょう

キャリアコーチングとは、あなた専任のコーチとマンツーマンでキャリアの悩みを整理しながら将来のキャリア設計をするためのコーチングをしてくれるサービスです

転職ではなく、あなたが一番理想とするキャリア選択をすることがゴールなので自己分析をして向いてる仕事を導き出すことを全力で手伝ってくれます

今の仕事を続けることも視野に入れるなら、無理に転職を勧めず最善のキャリアを選ぶ考え方を学べるキャリアコーチングを活用しましょう

無料で始められるのでまずは無料カウンセリングから申し込んでみましょう

頼るエージェントを選ぶコツ

エージェントを活用する場合は、エージェントの質はピンキリなので、以下の4つのコツを抑えて頼るエージェントを選びましょう

  • できるだけ多くのエージェントと接触する
  • 優秀なエージェントは求人情報以外の情報を持ってくる
  • 優秀なエージェントはあなに仕事をさせない
  • 優秀なエージェントは口コミで有名になる

優秀な人はとんでもなく優秀ですが、そうでない人は本当にポンコツで、転職を失敗に導きます

ここでは、エージェントを活用して失敗しない転職、いいえ、成功する転職に導いてくれるエージェントを見極めるポイントを伝えます。

ここから先、少し友人Eの心の声が漏れますので、ご留意ください。

できるだけ多くのエージェントと接触する

まずは情報収集です。できれば最低30人と話すのがおすすめです

友人Eは100人以上と話しました

半年間、平日毎日2人か3人ほど…もう誰が誰やら状態でしたが、大体の業界内の会社の立ち位置はエージェント間での評価等が見えたので多すぎとは思いませんでした

エージェントとの面談は、ネットで情報を集めるよりよっぽど生きてる情報が手に入ります。彼らは第一線で生きてる人たちで、八百屋で野菜のことを聞くのと同義です

流行り廃りから個社別の情報まで持っているので、とにかく情報をたくさん集めてください

面談をする時は以下の2つの点を抑えておくことで信頼できるエージェントを見分けられるようになります

  1. 競合の存在を知らせる
  2. とにかく質問をする

競合の存在を知らせる

できれば他のエージェントと迷っていることをちらつかせるとよりいい情報がもらえます

「昨日話した方が○○と言ってたんですけど、本当なんですか?」みたいな質問をして事実確認等もしてみてください

短い面談時間の中でできるだけの情報を取ってください

とにかく質問をする

10問くらい用意しておくことを推奨します

面談する人の多くは自分:あなたの話す比率を3:7にすることで、あなたの情報をたくさん取って、自分は求人情報だけ紹介しようとします

あなたがここで意識することは、自分情報をあげつつ、ルール①から③の情報整理のお手伝いをしてもらい、業界情報を集めて可能な限り6:4を狙ってください。

優秀なエージェントは求人情報以外の情報を持ってくる

大体1回目の面談に何も資料を持ってこないエージェントや「カジュアルに話しましょう」と言うエージェントはあまり優秀ではないことが多いです

優秀なエージェントは面談前に何度かやり取りをし、事前にあなたの情報をインプットした上で、初回面談であなたへの提案や、業界情報、セミナー情報を持ってきます

あなたの経歴書を深堀することはあっても、経歴書の読み合わせは絶対にしません。

ちなみに、いい会社は自社のエージェントにテンプレの面談資料をいくつか持っています

メーカーの営業がセールスをかけるのに商品パンフを携えます、不動産の営業員はいつも鞄に間取り別の見取り図を入れてます

証券営業員は必ず種別の金融商品の提案書と口座開設書類を持ってます

エージェントだけ手ぶらでくるなんてありえません

優秀なエージェントはあなに仕事をさせない

1回目の面談であなたが「ここに応募したい」と言えば、次にエージェントが起こす行動は「このテンプレを使ってあなたの職務経歴書を作成してください」です

まだ職務経歴書を作成していない人ならまだしも、毎回事前に職務経歴書を渡していた友人Eからすると「は?」です

仕事しながらいい転職先を見つけるためにエージェントに相談しているのに、あなたが他のテンプレに合わせて追加作業を求められる必要はありますか?

答えはNOです

もしあなたの転職がそのエージェントのおかげで成功した場合、エージェントはあなたの年収の30%程度の営業利益がもらえます

年収300万円ならコミッション100万円、年収が600万円なら200万円、年収が1000万円以上なら300万円以上です

それなのにあなたに仕事をさせるようなエージェントであれば、それはエージェントの本業に対する怠惰です

自分たちの仕事の本質を理解していない人です

取れる情報だけ取って、切ってしまいましょう!

他のエージェントはいくらでもいます。あなたを収益源としてしか見ないエージェントは捨てましょう

あなたが事前に渡した職務経歴書があるならば、それを基に記入してもらうか、さよならです

あなたにもエージェントを選ぶ権利があります

優秀なエージェントは口コミで有名になる

営業員でも同じことが言えますが、優秀な人は口コミで情報が広がります

彼らはあまり営業を積極的にかけなくても紹介で仕事がなくならないので、探し当てるのは難しいです

現実的な方法としては、あなたのまわりで転職した方に聞いてみたり、希望する業界に強いエージェントをネットで検索して自分から連絡するアプローチです

例えばコンサルを希望する方は「コンサル エージェント 実績」などで検索したら出てきます

転職支援サービスはサービスが膨大な情報を基にサービスを体系化していますので、情報収集のためだけでも登録をおすすめします

ビズリーチとかはプラチナスカウトの無料体験等も行っているので、いい出会いに恵まれる確率を上げられます

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まとめ

今回は友人Eの経験を基に失敗しない転職のルールを4つ書きましたが、転職活動を始める前に今一度「転職活動をする必要があるのか」を考えてみてください

ハラスメントややむを得ない事情であれば別ですが、部署異動であなたの問題が解決することは多いです

それでも転職をしたい場合は、それなりに時間もかかれば、うまくいかないこともあることを認識した上で、転職活動に挑んでください。

  1. 期限を設けない
  2. 自分の市場価値を知る
  3. 自分の求める価値を知る
  4. プロを頼る、頼れるプロを探す

この4つのルールがあなたの失敗しない転職、いいえ、成功する転職に微力ながら貢献できれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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